箱根駅伝復路のコース地図|ゴールは芦ノ湖の観光名所
山手線にて!筑波のタスキは水色じゃなくて黄色なのね!今までで一番楽しみな箱根駅伝)^o^( pic.twitter.com/FrRYVof3gD
— マ (@usammtn) December 25, 2019
箱根駅伝。お正月をお茶の間でゆっくりと過ごしながら、テレビで観戦する方も多いと思います(私もその一人です)。箱根駅伝の往路のゴールであり、復路のスタート地点である芦ノ湖は、とてもきれいな湖です。元神奈川ケンミンの私が、コースの紹介を含めて、芦ノ湖の風景、素敵なお宿をお知らせします。一度は箱根に行ってその魅力を味わってみてください。とてもいいところですよ!
箱根駅伝 コース 地図 2020
箱根駅伝のコース紹介の動画がこちらです。↓クリック↓
1区 大手町~鶴見の21.3km
東京の大手町を出発し、皇居のお堀を右手に見ながら、しばらくは街中を走るコースになります。お正月の都内は車も少なくて、空気が澄んでいますから、選手の皆さんも走りやすいと思います。
5キロ程走ると品川に入ります。上空からの中継でレインボーブリッジを見せてくれるでしょう。
大井を超えた辺りで10キロ。M-1の敗者復活戦でサンドウィッチマンが見事敗者復活したのが大井競馬場でした。
蒲田を通過するところで15キロ。蒲田行進曲の舞台となった「松竹蒲田撮影所」がかつてあった場所です。
東京と神奈川の境となる多摩川を過ぎると、鶴見中継所になります。
2区 鶴見~戸塚の23.1km
鶴見でタスキを渡し、第2走者の出番となります。みなとみらいの観覧車やランドマークタワーなど、横浜ベイエリアをひたすら駆け抜けると、ベイエリアを離れ、コースはアップダウンが続きます。
平坦な道を走るよりも、坂道を走る方が断然辛いですよね。2区の中間と最後に現れる坂。選手の精神力が試される場面です。
3区 戸塚~平塚の21.4km
横浜ベイエリアから海沿いに行くと、そこは三浦半島です。横須賀、三浦、逗子など、海上自衛隊の基地や漁港の町がある半島です。
3区は三浦半島の根本を横切る形で藤沢に出て、相模湾を眺めながら再び海沿いを走ります。上空からの中継で「江の島」が紹介されると思います。
茅ヶ崎で15キロ。晴れていれば、海沿いのとても美しい景色を眺めることができるでしょう。この辺りがいわゆる「湘南」になります。
平塚中継所で、次の走者にタスキが手渡されます。
4区 平塚~小田原の20.9km
平塚からスタートし、大磯を通り、小田原まで、海沿いの道を走ります。相模湾には大小さまざまな川が流れ込んでいます。その川を渡る橋を通るのですが、そこで細かいアップダウンがあり、箱根から吹き降ろす冷たい風が相まって、選手の疲労が蓄積されていきます。
そしていよいよ小田原から箱根に入って行きます。
5区 小田原~箱根・芦ノ湖の20.8km
小田急線。新宿から小田原、箱根湯本までを結ぶ鉄道です。小田急ロマンスカーであればあっという間に到着する距離ですが、特に最後の5区は選手にとってはとても厳しいコースです。
小田原中継所から先は、急な上り坂が続きます。その高低差は約870メートル。同じ20キロでも選手の負荷が、これまでのコースとは全然違います。
そして登りだけではなく、最後に下りの連続が来るというのも、選手にとっては辛いコースと言えるでしょう。
箱根駅伝のコース・箱根湯本から芦ノ湖まで
小田急ロマンスカーの先頭部分です。一番前の車両の、一番前の席は予約でいっぱいです。運転士は、車内からハシゴのようなもので2階に上がって運転するようです。
箱根湯本駅はこんな所です。温泉街に川が流れていて、お土産屋さんやお食事ができるところが沢山ある、そんな感じです。お土産を買うなら帰りに買うのがいいですね。
箱根登山鉄道に乗り替えます。短くてカワイイ車両ですが、カーブや上り坂を運転するにはちょうどいいサイズなのでしょうね。
線路との摩擦がすごいので、車輪がすり減らないように、タンクにためた水を車輪にかけながら走るそうです。へぇーっ。
観光地を巡る鉄道ですが、地元の人も利用する生活の足でもあります。
こんなすごい高い所も渡ります。
急な坂道が続くので、スイッチバックしながら登ります。運転士の方は、先頭車両の一番前から、後ろの車両の一番後ろに移動し、今度は進行方向を逆にして上って行きます。
宮ノ下駅。ここで標高448メートル。箱根駅伝の5区の選手は高低差870メートルですから、まだ半分。5区を走る選手は大変ですね。
梅雨の季節になると、箱根登山鉄道沿いにアジサイが咲くそうです。一度見てみたいです。
箱根駅伝の往路のゴール・芦ノ湖はこんなところ
芦ノ湖の湖面。この先に富士山が見える・・・のですが、この時は姿を見せてくれませんでした。
こんな感じの海賊船に乗って芦ノ湖を周遊します。
波のない、穏やかな湖面を滑るようにして船は進みます。ほとんど揺れないので、船酔いの心配はしなくても大丈夫。
港に到着すると、そこは標高724メートル。こんな高さまで走って上るのですから、箱根駅伝の選手の身体能力はすごいですね。