簿記とは|初心者がわかりやすく簡単に説明|資格と問題の難易度|就職に有利?
宮城弁を自在に操る社長が、オイル交換で工場に来られたお客様のお嬢さんに、唐突に話しかけました。
「なんだや、やっこどねぇのが?んだったら事務所で簿記の勉強でもしったらいいっちゃ。とりあえず3級取らいん」
社長、お客様のお嬢さんに、唐突に何を言うんですか!?
「アンダも受げだらいいっちゃ。受験料は会社で出してやっと~」
— はっぴ (@suzuharu49) December 8, 2020
えっ?えっ?お客様のお嬢さんを受け入れて、簿記の資格を取らせるんですか?私も受験する流れですか?
簿記とは|簡単に説明
素人の私が他所様に説明なんてとてもできませんが、自分なりに調べてみました。
簿記とはもともと、英語のBook Keepingから来ているようです。これをネイティブが発音すると、「ブッキーピン」と聞こえますが、これを日本人が「ぼき」と聞き取り、帳簿の「簿」と、記入の「記」で簿記にしたという説です。
・・・なるほど、ありそうな話ですね。
例えば紙30枚程度の厚さのノートでも、ノートブックと言いますね。英語圏の方々は、本であってもノートであっても、厚さ関係なしに「ブック」なのかもしれません。
日本人が「帳簿」を見ても、あまり「ブック」とは言いませんから、ちょっとピンときませんが、「簿」に該当する単語は「ブック」と考えれば何となくわかります。そう言えばフェイスブックを直訳すれば「顔簿」ですね。
お話が逸れました。詳しい定義は専門書に譲るとして、簿記とは「法人におけるお金の流れを記録したもの」と言えるのかもしれません。
お金は企業の血液
社長が経営している整備工場は「法人」ですが、社長曰く、法人とは「法的に存在を認められた人」なのだそうです。人は生きているだけで住民税や所得税、消費税など支払っていますが、法人も同様に、法人市民税、法人県民税、消費税を支払っているのだそうです。
人の体の中には血液が流れていますが、法人には「お金」という血液が流れていて、血液のようにお金をぐるぐると循環させて「法人」を維持して行くのだとか。
お金の流れを細かく書き記したのが「現金出納帳」や「売掛・買掛伝票」で、12ヶ月分を集めて、会計年度毎に申告を行なうことで税金の金額が決まるのだそうです。
簿記の資格とは
簿記の資格としては、商工会議所が主催する「日商簿記検定」があります。簿記検定には3級〜1級があり、最初は3級から順に受験して行くのだそうです。
商業高校の生徒さんの多くは3級を目指して勉強されているようですが、中には在学中に2級や1級に合格する生徒さんもいるそうです。1級ともなれば、どの企業でも引くてあまたでしょうね。
3級簿記に合格するには
さて、社長の道楽?で、お客様のお嬢さんを受け入れるのはいいのですが、素人がゼロからどうすれば3級に合格できるのでしょうか?
「受験の費用は出してやっと〜」という社長の言葉は、素直に解釈すれば受験料と、教材の費用と言えますね。教育給付金というのもあるようですから、これは社長個人が負担してくれる給付金ですね。社長のお金で教育を受けられて、受験もできるなんて最高ですね!やります、やります!
「んだげっども、受がんねがったら罰金だど〜」
ヒェッ、やります!なんて言わなきゃよかった(笑)