仙台でいじめによる自殺|台原中学校のとりくみ|郡市長の公約・政策

仙台市のいじめ対策。私が住んでいた神奈川県でも「いじめ」はありましたが、それほど陰湿なものではありませんでした。しかしダンナ様の少年時代は、仙台市内の中学校は相当荒れていて、集団暴行のように暴力を伴う形であったり、先生の目が届かない所で行われる陰湿ないじめ行為が実際にあったとのことです。仙台におけるいじめの事を、ダンナ様から聞くことができました。

仙台のいじめで無理心中事件

小学校2年生の女の子が、クラスメイトの女の子からいじめを受け、つたない字で書いた「しにたいよう」というメモ。このメモを見た時はとても衝撃を受けました。小学校2年生と言えば、まだ10歳にも満たない子どもです。

娘がいじめの被害に遭っている。そう気づいた母親は、小学校の校長先生にそのメモを見せ、相談しました。しかし、その校長先生が何と、そのメモのコピーを加害児童の母親に見せてしまったのです。そのことを知った被害児童とその母親は学校の対応に絶望し、母子で心中を図ったという事件です。

どうして未来のある若い人、幼い子が自ら命を絶たなければならなかったのでしょうか?この責任は一体誰にあるのでしょうか?

仙台におけるいじめの問題

「市長がリーダーシップを取って、本気になって取り組まなかったら、いじめは撲滅できねぇ」ダンナ様はやりきれない様子でそう言いました。

私は不思議に思いました。いじめ対策は、担任の先生が被害児童を保護して、加害児童とその親を厳しく叱るのが一番ではないのでしょうか?

「そうじゃねぇ。いじめに気付かねぇ担任は話にならねぇけどな、気づいたとしてもな、学校が穏便に済まそうとするから、結局思い切った対策が取れねぇんだ。」

えっ?流石に校長先生はいじめ対策を命じるでしょ?

「校長先生ってのはな、あと数年で定年という時になるもんだ。その数年間を大過なく過ごせたらな、退職金を頂いて引退することができる。希望すればな、退職後も教育関係の仕事を続けたり、何らかの形で仙台市の行政に関わっていくことができる。」

「だけどな、在任中にもし、ニュースになるような事件が起きたらな、ましてや児童生徒が自殺なんてことになったらな、もうアウトだ。学校の最高責任者だからな、厳しく責任を問われることになる。」

「あと数年で引退・・・そんな時にニュースに出て、記者会見なんてことになったらな、引退後の人生狂うわな。仙台は狭いからな、街中だって歩けなくなる。だからな、いじめが発覚しても、できるだけ穏便に済まそうとするんだな。」

そんな・・・子供の未来がかかってるのに!

「仙台市で起きることは、仙台市のトップである市長の責任だ。だけどな、市長が責任を取る気がねぇとな、その部下だって思い切って動けねぇんだ。現場の教職員は校長の部下だし、校長は教育委員会に頭が上がらねぇし、教育委員だって市長の部下だ。」

「市長がな『責任は私が取りますから、今までにない思い切った対策を一緒に考えて実行してください』そう言ったらな、教育委員会もやるしかねぇんだ。教育委員会がやれば、校長もやるしかねぇ。校長がやれば、現場の教員もやるしかねぇんだ。」

「その熱と圧はな、保護者や地域の方々にも必ず伝わる。それが学校に通う子供たちにも必ず伝わる。そうやっていかないと、仙台からいじめなんてなくせねぇんだ。」

仙台市立台原中学校のいじめに対する取り組み

仙台市立台原中学校。仙台市民に親しまれている緑の多い台原森林公園と、あのダルビッシュ投手も通った東北高校の近くに位置する中学校です。

台原中学校では『仙台市立台原中学校いじめ防止基本方針』を掲げ、菊地篤校長先生の下で教職員の皆さんや生徒、保護者の皆さんが一丸となっていじめ防止に取り組んでいます。

いじめに対しては「防止」「早期発見」「対処」「地域社会との連携」というプロセスで進んでいくようです。

ただ、これが努力目標になってはいけないので、実効性のある具体的な行動に落とし込んでいかないと、子どもたちの命は守れません。

台原中学校ではそのために、いじめの防止等の対策のための組織『台原中学校いじめ防止等対策委員会』を立ち上げました。

この委員会を中心として、継続的な活動を続けていくのだそうです。

もし台原中学校でいじめ自殺が発生したら

台原中学校では、いじめが原因となって、生徒が自殺するなどの重大な事案が発生した場合、学校が主体となって調査を行う場合と、教育委員会が主体となって調査を行う場合の、2つの場合があるそうです。

でもどうして調査するのに、学校が主体になる時と、教育委員会が主体になる時の、2つの場合に分かれているのでしょうか?学校が主体となって調査を進めればいいのではないのでしょうか?

ダンナ様はしばらく考えてから、その理由を教えてくれました。

「・・・レームダックという言葉を知ってるか?組織のトップがな、組織の統制をすっかり失った状態なんだな。学校のトップである校長がな、教職員からも、児童生徒からも、保護者からも、地域社会からも信頼を失ったらな、学校運営はガタガタだ。それがレームダック状態だ。レームダックになるのはな、トップが責任を取る気がない組織で起きるんだ。」

「レームダック状態の学校でな、もし児童生徒が自殺なんてことになったらどうなる?校長が中心になって調査したところで、信頼して、心を開いて、素直に話をしてくれると思うか?無理だろ?そうなった時に備えて、教育委員会が主体となって調査を進めるというオプションが残されているんだな。」

刑事ドラマで「ここは捜査一課が仕切る。所轄は黙ってろ!」という場面がよくありますが、教育委員会が主体となって調査を進めるというのは、そんな感じなのかもしれませんね。

郡市長のいじめ対策に関する公約と、仙台市のいじめ対策

2017年に行われた仙台市長選挙。それまでは奥山恵美子さんという小柄な女性が市長をされていましたが、引退に伴って行われた選挙です。

仙台市ではいじめによる自殺が後を絶たず、各候補とも「いじめ対策」を重要な争点として挙げていたように記憶しています。

結局当選したのは、元国会議員で仙台出身の郡和子さんでした。

郡和子さんのいじめ対策に対する公約は、以下のような内容でした。

『郡和子氏(60)は、いじめの調査に「遺族が推薦する団体からの委員」の選任を掲げる。また、子供の自殺防止対策などを盛り込んだ「いじめ防止条例(仮称)」の制定を提唱している。』

それを受けて、仙台市では「仙台市いじめ防止基本方針」を掲げ、実行中とのことです。

ダンナ様は「結果出てねぇっちゃ」と吐き捨てるように言いますが、そんなすぐすぐに結果が出るようなものでもないでしょうから、継続的な取り組みが必要かもしれませんね。

仙台っ子は仙台の宝・仙台の未来

子どもは国の宝です。未来です。仙台市からいじめをなくし、公約を果たすべく、結果を出すべく、郡市長を中心として、しっかりと取り組んで欲しいと思います。

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